第8回 不動産業(土地のレンタル)
現在、セカンドライフで最も稼げるのが不動産業だと考えられています。
SIMを購入し、そこに住人を呼び、住人からの賃貸料で利益を得ます。
定期的に収入を得られる不動産業は魅力ですが、SIMのオーナーには相当の労力が必要になります。
今回は不動産業について考えていきたいと思います。
SIMの購入には約20万円(US$1675)必要で、月々の維持費として約3万5千円(US$295)かかります。
(L$相場の変動に加え、ドル円の為替相場により変動あり ここでは約○○円と表現します)
なので賃貸料の合計を約3万5千円以上に設定し、月々繰り回すことでSIM購入分の利益がでることを
目指します。
例として30人から月々1500円を賃貸料として得た場合、4万5千円となり維持費と差し引きすると
月約1万円の黒字になります。
また、賃貸する際の初期費用も収入源になります。
上記の例でいうと30人集まれば黒字ですが、20人程度では赤字になってしまいます。
加えて、現在土地が供給余剰になっているという問題があります。
SIMを購入して、何の工夫もなしに土地をレンタルするだけでは借り手がいない状況となっています。
住人を集めるには魅力あるSIMにする必要がありますが、以下の方法が考えられます。
1.SIMを連結し、人の流動性を生み出す(例:MagslTokyo)
→資金が必要、複数SIM運営となるため、運営に労力が必要
2.SIMのクオリティを上げる(例:kabuki、nagaya)
→デザイナーやクリエイターの協力が必要、SIMの構築に時間を要する
このようにSIMの運営で稼ぐというとこまで行き着くのはかなりの労力が必要になりますし、
当然リスクもあります。
しかしながらSIMの運営が魅力ある仕事であることも間違いありません。
目標としている方もたくさんいます。
これからもSIMは増えていくと思いますが、どんなビジネスモデル、発想がでてくるか、
注目し、報告していきたいと思います。